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2014年10月23日 (木)

使う為の道具。着る為の着物。

「南部鉄瓶」
最近凄く売れているそうです。
少し前に、日本では需要が ない為にこの伝統職人さんが激減し、海外で売れる様に緑色や赤にした所、売れはじめたと聞いた事がありました。
売れる理由が「オシャレにした」以外に「鉄」で沸かしたお湯がまろやかで鉄分が摂取出来て健康的にいいからと言う理由。
昔から岩手の南部にはこうした知恵の中で職人さんが多くいたのだと思う。
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最近、それ以外の理由で凄く売れ始めていると言うニュースを聞いた。
南部鉄瓶は、鉄を溶解させて型に入れるのでも、鉄を叩いて作っているのでもない。
「砂鉄」を何層も熟練した職人さんが手の感で形を作っているのだそうだ。
鉄瓶や鍋の形にするには時間が必要で、固まる迄の感覚も結構時間を要する。
鉄瓶のイボイボも手作業で、下方のイボイボは小さくて、上方に従って大きいイボイボにする。
その美しい配列は職人技なのだ。
さて、砂鉄で作られた南部鉄鍋は、細かい気泡があり、蒸気がいつまでも細かく出るので、お料理も短時間でふっくらする。
観ていて本当に驚いた!
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しかし最近、この南部鉄瓶を 中国の人が列なして沢山買う理由が別にもありました。
『投資』。
使うのではなくて、日本の職人の少なさを考えて「将来、名のある職人の物が激減する」そこに投資する目的。
亡くなれば値上がりする。
その相場は高騰し、日本で購入する価格の10倍以上のものおあるそうです。
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職人さんが魂込めて「上を目指して」作っている心は
「使う人が喜んでもらえるもの」という志。
極端に言えば「職人が亡くなると値上がりする」投資の片棒の為というのは悲しすぎる!
使ってもらえる事で、活きている「職人魂」
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南部鉄瓶だけでなく、作られた物には「目的」がある。
着物には着て頂く目的。
すでに紡ぐ技術が途絶えてしまった着物には「高値」がつく。
保管して、博物にする。
…………..
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いいのだろうか…..
物を作った人を忍び、感謝し、慈しんで使用する。
感謝して袖を通し、多くの人を魅了する。
「豊」とは「値上がりを待ちお金を貯める」ことなのか?
豊とは作った人の「魂」を感謝し、沢山使わせて頂く事なのではないか。
会った事が無いが作られた物を媒介し「職人さんとの出会い」を思う。
私は着物を着る度にそれを感じ、心が豊かになる。1023


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