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2014年8月25日 (月)

しのびよる秋の気配。

今朝、秋の風を感じました。
水を頭から勢いよく浴びて過ぎ行く夏を惜しんでいました。

さて、今日の着物のポイントは名古屋帯です。
手描きの花に惚れました。
帯自体の種類は色々あります。
丸帯、袋帯、全通帯、六通帯…..そして形を便利に改良した名古屋帯。

名古屋帯は現代に出来た帯で、一人で着るのに便利にした帯です。

しかし、模様の何処を出したいかと言う拘りにその「便利な改良」が不便にしていたりします。

特に戦後、着物を着るということに,特定の団体が作った「勝手な決めごと」に我々はプロパガンダされている所もあります。
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最近、自分で帯に絵を描きますが、それもアリだと思っています。

そもそも着物は「誂え」で成り立っていて、職人さんに自分用に描いて頂いたり染めて頂いたり….自分の紋を入れて頂いたりする「オリジナル」を大事にする文化でした。

この日本の職人技術は「良い品を届けよう」と言う意識が根っこに存在し「日本の物作り」の哲学を作っていたと信じています。

時代的に「大量生産が出来なかった」と言ってしまえばそそうかも知れませんが。
技術革新の恩恵「便利な時代」は一方で人の「味わい」を劣化させている様に思います。

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数年前、CaliforniaのApple本社の友人にお願いし、本社内のオリジナルショップにDo JusticeのiPhoneケースを持ち込んだ事があります。(度胸ある行為)
全て一点もの。

「すごくいいけれど、大量生産の物でないと売れないんだよね。素晴らしすぎるものは売れないんで…」と担当のアメリカ人に言われました。

…..確かに在庫管理の問題もあるだろうし、説明もいるだろうし「一点物」を求める人は少ないだろうなあ….。
と諦めて日本に帰りました。
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さて、そもそも、着物が衰退してしまった原因のひとつは「価格」
徹底して、コストを下げて、中間が多く搾取する仕組みを作る。
つまり、賃金の安い国に絹を生産させて、機械で大量に織らせ、売れ筋の模様を印刷する。だから、日本の職人に仕事が無くなって行った…..

戦後、「女性の就業促進政策による『着付け』ビジネスのお陰で加速した「着物離れ」で流行のファッションに一気に流れ、「手描きの一点物」「手縫いの一点物」「手染めの一点物」は時代遅れになっていった...。

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売り込みに行ったCaliforniaでは、ジーンズにTシャツ生活主流。
確かに大量生産の格安商品がニーズは高いし時代にマッチしている。

しかし、着物文化で沢山の良い文化を産み出し、育んで来た社会に育った日本人にも手描きより大量生産に「価値観」が傾いてしまうのだろうか…..今後も….

 「矢作さん。江戸時代の『衣食住』の衣ははじめにある様に本当に大切な意味があった様ですよ」
昨日の鈴木教授の言葉が大きく響く。

私達は洋服を着ているけれど、心の錦は捨ててはならない。

私の挑戦。

凄い挑戦だが、やらないよりやる事に意味があるのだ。825


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