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2011年9月 3日 (土)

日本美人の意識にあるサービス

私は最近「化粧品」をよく購入します。
化粧品の『パッケージや、ボトル、パンフレットそれに美容部員と話すこと』が好きだからです。
美容業界が「美ってなんだろう」がテーマだから、それと浸れる時間は勉強になります。

さて、私は昨年の「俳句の美」一昨年に「御誂え」を出版しました。
著書では「日本人の美意識」を表しました。

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美意識はそれぞれの人たちによって、世界観によって人種などによって違うでしょうが、日本人としての美意識を『間』だと思うことを表現してきました。

時は現代になり、数々の文明の発展と世界観のグローバル化により、だんだんこの『間』というものがかすれてきた感じがします。

着物を着ていると、現代の生活にそぐわない、スタイル「袖の長さ」「歩きにくさ」「胸の苦しさ」を不便と感じることに気づきます。
しかし、一方でその不便さをさりげなく直す仕草に「美」が存在することに気づきます。
これも「間」。
お酒や、お茶を注ぐときの仕草にはその「間」が存在し、「美」と優しさを感じます。

美を追求する美容部員の顔。
それぞれのブランドの化粧品を本当に美しく使用し、まつげの一本一本、皮膚のキメにも油断のない美を放っています。
時々その指から「タバコのにおい」を放つ人もいると
『この人は昼休みにタバコを加えて足を組んでいるんだろうか?』という想像もできます。

昨日良く行く渋谷のデパートでのことです。
一昨日に予約していた品物を取りに、昼休みに某化粧品コーナーに行きました。
接客の丁寧で良い感じの美容部員に、顔のマッサージを20分していただくことになりました。
彼女は私がしていた三連のピアスを彼女はティッシュペーパーに包んでテーブルに置きました。

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マッサージは痛くて、でも気もちよく、血行も良くなって、私は気持ちよく話もしました。
終えて、品物を持ち、真ん前の東横線で中目黒まで。
デスクに戻って、私はピアスを返してもらっていないことに気づき、すぐにデパートの売り場に電話を入れました。
彼女はお昼を摂りに席を離れているということなので、電話口の女性にピアスの件を伝えました。
15分ほどして美容部員から電話がありました。

「申し訳ありませんでした。確かに私の方からは矢作様に御返ししていませんでした。
終えた後にテーブルに何もなかったので矢作様が持ち帰ったと思っていました。
ただいま、探しておりますので、本当に申し訳ありませんでした。
お掃除の人もなかったと言うのでもう少し探します。」

私がマッサージを受けたブースに他のお客様がいるので今は細かく探せないの出たらすぐに探します。という必死さに、私は
「いいんですよ。本当に不安でしょうが、無かったら私の方は大丈夫ですから、にしないでね。それよりも私の方が間違って持っているってこともあるんで、探しますね」

と彼女の気持ちになって、『無かったら、彼女のために涙をのもう』と思っていました。

すると、すぐに電話
「矢作様。ありました。」
「どこにありましたか?」
「床に落ちていました」
「本当にご迷惑を御かけしました」

「矢作様。如何致しましょうか?」
耳を疑いました。
「........いいですよ、私取りにいきますから」

「着払いでこちらから御送りしますけれど。」

「中目黒ですよ。そちらから届けることはできないんですか?」
美容部員は戸惑ったように
「少々御待ちください」
しばらくして
「やはり、郵送ではだめでしょうか?」

カリスマ50代で眼鏡をかけて黒いハットと黒ジャケットで何冊も「顔のマッサージ」の著書を持つ先生の化粧品ブランド。
そのカリスマの教育が「心のない」サービスだった。
きれいな笑顔、言葉遣い、そして一本一本まで手を抜かない化粧。

私は「意地悪」で言ったのではなく、「悲しくて」訊いたのだ。

中目黒とこの売り場はわずか15分の距離だ。

調べたら私のいるDo Justiceは30分で往復できる。

「心」がない美容部員とその上司。
彼女らが売る品物にも「間の美と心のない物」に見えてきた。

その後何度もかかってくる電話のメッセージに「マニュアル」だけが見えるのでした。


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