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2009年9月 4日 (金)

香り

0904以前、香りに関してのエッセイを募集していた広告を見た時「香り」の事を真剣に考えた事がありました。

町中ですれ違いざまに、嗅覚をくすぐる香りに「懐かしさを感じ」振り返る.......昔の恋人と同じ香りに、目で彼を追っている自分に気づく瞬間----------「香りの作り出すストーリー」
みたいな事を考えたりしていました。
兎に角、香りは一瞬にたくさんの想像と連想を呼び起こせるアイテムだと昔っから思っていました。

数年前に台湾に旅行した時のこと、円山飯店ホテルから出発しているシャトルバスに同乗して来た女性(日本人ではありませんでした)の香りが本当に素敵で、ダイレクトその香りが欲しくてたまらず、嗅覚でその香りの記憶を温存し、エアポートのDuty freeで片っ端から、その香りのイメージのパッケージの香りを嗅ぎまくって探した事がありました。

何とも言えない「奥ゆかしさに甘く発するさわやかなフローラルな香りは、百合の花のようで、さらにやさしくまろやかで、それでいてフレッシュで淑やか.........」結局、白い百合が品良く描かれたクリーム基調のパッケージの香水を選び、帰国しました。70%は間違いないと思っていますが.....I was not sureでした。

香りを記憶に残す職業、ソムリエは、ワイン匂のイメージを言葉で明快にかつ、連想ゲームのように頭で組み立て伝えます。
堪能する方は、ソムリエから発せられた匂い表現を聞く事で「ワインの性格や年代、そして香りの姿」を理解し、より深く頂く事ができます。

....きっと台湾でのあの香りも、私がソムリエのプロだったなら、明快に記憶し「この香り!」だと見つけることができたと思います。

さて、末娘が洗濯乾燥し終え着ていた洋服を「この匂いお母さんの匂いだ」と言いました。
「へ〜お母さんってこんなにいいにおいなの?」と訊くと、「保育園にいた時、お迎えはいつもお姉ちゃんだったけど、土曜日だけはお母さんが迎えに来ていたでしょ。嬉しく嬉しく、てお母さんに抱きついた時に、この匂いがブワ〜ッって香って来て本当に幸せだったのね。
匂いがいいからって言うだけの理由じゃなくて、{土曜日になるとお母さんが迎えに来てくれる}っていう幸せの匂いだったの。だからねこの匂いが大好きなんだ..........」...可愛すぎる....

記憶が作る香りの存在は、色々なイメージを膨らませます。
苦い思い出も、青春時代も、そしてあこがれや、理想像も作り出す力があります。

そして、今日も大好きなCalifornia生活を思い出しつつアロマキャンドルの香りの中で仕事していま〜す。

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